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パンのことちょっと

パンは手ごねで作っています。
これは店主よっちゃんのこだわりです。
機械でこねたパンのほうがふわふわのやわらかいパンになりますが、なんていうか、うーんと。
まぁいろいろが違うんです。
そもそもこねた人によってパンは歴然と違います。

人が作ったもの を感じて欲しいとよっちゃんはパンを手でこねています。
なので一度にこねられる量は少ないです。
そして毎日全く同じ、というわけにもいきません。
でもそれが本来の食べ物の姿なはず。

私はそれまで、色んなパンを食べても何のイマジネーションもわきませんでした。
ただ美味しいとパンをむしゃむしゃ食べるだけ。
ところが、よっちゃんのこねるパンを食べたとき、
このパンでこんなサンドイッチを作ったらおいしいに違いない、とか。
こんなスープとあわせたらおいしい組み合わせに違いない、とか。
今まで料理にも大した発想がもてなかったのにインスピレーションが沸いたのです。
そんな想像力をかきたてられるパンに出会ったのは初めてのことでした。
そもそも料理はちっとも得意ではありませんでした。
それが、こんなお客さまに召し上がっていただく料理を作るようになったのはよっちゃんの手ごねのパンと出会ったからなのです。


そんでもってそんな私がパンをこねるとどうなるかというと。
パンがとても堅くなってしまいます。
やわらかくふんわりしあがらない。
これも個性といえばそうですが、パンのおいしさでいうと1割も感じられないのでは?と思うほどです。
そのうち美味しくなるかと思って半年ほどがんばりましたが、いかんせんだめでした。
どうも私はパンをこねる才能が皆無のようです。
やはり私はよっちゃんが作るパンにあうお食事メニューを考えるのがよいということになって今に至ります。

というわけで、うちでは店主一人がひたすらもくもくとパンをこねております。

at 00:00, 酵母菌観察係, *cafe tojoのひみつ*

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